劇的にラクになる不用品とゴミ処分

マドリードでペットボトルごみを使用して作られた迷路が訴えること

マドリードでペットボトルごみを使用して作られた迷路が訴えること スペインのマドリードで、巨大なペットボトル迷路が制作されました。付近の病院や学校などから集められた15,000本ものペットボトルを使用して通られたこの迷路の壁の高さは大人の背丈を超える高さがあり、自分たちが日頃からどれほどのごみを排出しているかということが、一目でわかるようになっています。

夜は青白い光で照らされることで、多くの人の注目を集めました。このアーティスト団体によって製作された迷路は、深刻なごみ問題を訴えかける目的として作られており、見るだけでなく、迷路として中に入ることで、問題意識を持たせるという事を目的としています。
この迷路には脱出まで約3分ほどかかり、この量が近隣から1か月で出されているというのがよりリアルに実感できる作品だといえます。


こういったゴミ問題をテーマにしたアート作品 こういったゴミ問題をテーマにしたアート作品の製作は日本でも行われており、特に海洋プラスチック問題は深刻でさまざまなアーティストが全国各地で作品を通して問題を訴えかけています。

その制作方法は海岸でのごみ拾い活動から始まり、地域の人たちと一緒に制作したり、地元の高校生と一緒に制作したりと協力して行われているものもあります。
多くの人がかかわる事でも、ごみ問題をより身近に感じ多くの人が考えるきっかけにもなります。ペットボトルの消費量は10年前までは世界全体で約3,000憶本でしたが、年々その数は増加し現在は約5,500憶本以上に上ると言われています。
そのうち、毎年500万トン以上ものペットボトルが世界中の海に漂流し、海の生態系への影響など環境破壊につながっています。


海の生態系への影響など環境破壊につながっています こういった問題を分かりやすいかたちで、人々に訴えかけるアーティストの活動は、とても重要なもので美しいと感じる反面、深く考えさせられる貴重な作品だといえるのではないでしょうか。

マドリードで行われたごみを使用して作られた迷路は多くの人に注目され、大人から子供までごみ問題を知る良いきっかけになったのではないでしょうか。